海外研修5日目・最終日

TOTOベトナム見学
日本大使館表敬
ハノイ科学大学付属博物館
ホアンキエム湖
ベトナムノイバイ空港発
福岡空港着

現地企業視察(TOTOベトナム)

私たちはベトナムで活躍する北九州市発の企業を視察するため、TOTOベトナムを訪ねました。

TOTOベトナムでは、まず、副社長の田原様から会社の組織、事業についての説明や外国で会社を運営する大変さ、現地の方と関わる際に心がけていることなどを伺いました。

TOTOベトナムでは現在大勢のベトナム人の従業員が働いていますが日本人は4名しかいません。カタコトの日本語とベトナム語ですが積極的にコミュニケーションをとることで信頼や絆を深め、共に仕事に励んでいるそうです。
組織を引っ張る副部長は現地の方が担っています。人材育成として110人の組長にポジティブシンキング研修等を行なったり、従業員の子供や親向けの工場見学を実施したりするなど、日本企業TOTOならではの取り組みが行われているとのことでした。

説明を受けた後は実際に工場を視察しました。ゴミが多く印象的だった街中とは対照に、工場はゴミ1つなく、清潔感が漂っていました。
視察中、従業員さんは私達とすれ違うたびに笑顔で「シンチャオ!」と声をかけて下さり、その徹底された挨拶に驚きました。
また、特に印象的だったのが従業員さんのカラフルな帽子です。キャリアやランクによって身につける帽子の色が異なり、区別されていました。日本ではプレッシャーなどマイナスなイメージ捉えられそうですが、ベトナムでは、その帽子の色が、仕事をする上での目標や自信に繋がっているそうです。他にも現地の方の国民性気質に合った工夫が多く見られました。

日本の技術を導入するだけでなく、現地の方の考えを取り入れ、共に事業を進めることが大切だということを実感した研修でした。
(櫻井 つぐみ)

ハノイ市内見学

北九州市立大学と共同研究を行っているというご縁で、一般には公開されていないハノイ科学大学の付属博物館に特別にご招待いただきました。ハノイ科学大学付属博物館は市内中心部にあり、ヨーロッパ風の大きな建物でたいへん驚きました。
爬虫類の蛇やワニ、亀、その他鳥や哺乳類のはく製が多数展示されており、いずれも貴重な歴史的な標本だそうです。

ハノイを代表する観光地の一つである文廟を訪問しました。たくさんの亀の石像が並んでいる回廊があり、その昔、科挙の時代からその亀の頭を触ると試験に合格できると言われているそうで、今でも大学受験の祈願のためにたくさんの参拝者があるそうです。また、亀と鶴の像もあり、千年万年長生きできるたいへんおめでたいものだそうです。長生きと学(仕事)のお祈りに最適のお寺でした!

もう一つ訪問したのが、これもハノイを代表する観光地であるホアンキエム湖です。この湖には神様の亀がいるという伝説があるそうです。この湖を中心として、観光地が広がっています。

ナイトマーケットはとても範囲が広く、場所によって帽子や服などそれぞれの専門店が集まる通りが出来ています。商店街の中を突っ切っていくバイクも多く、成長を続けるベトナムの活気を感じることができました。ただ、たいへん暑く、また歩くことも多いので、喫茶店、スーパーマーケットを活用しながら、こまめに水分補給をとることをお薦めします!最後に、お薦めスポットの紹介です。地区の真ん中に大聖堂があり、待ち合わせスポットになっています。綺麗な写真もたくさんとれますので、ぜひ行ってみてください!

1週間、上下水道の研修で、街の普段の様子を知る機会が少なかったのですが、最後に成長する街の姿を見ることができ、改めて北九州市はこの国で国際協力をしているのだと感じることができました。
(竹内 拓也)

ベトナム旅行記

ベトナムでの写真集です。
印象に残った食べ物、風景を集めました
ぜひご覧ください
(宇都宮一花)